鍼灸でみる【歩行異常】

2026年10月12日 16:00
カテゴリ: 東洋医学症状

こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王の鍼灸マッサージ院りゅうしん堂の大西です。

「最近、なんだか歩きにくい」
「足が重だるい」
「力が入りにくい」
そんな足の違和感を感じたことはありませんか?

西洋医学では歩行異常は神経や筋肉、関節の問題として捉えられますが、東洋医学では少し違った捉え方をします。
今回はそんな東洋医学の視点からが歩行異常をどう考えるのかご紹介します。

歩いている人たち

歩行は足へのめぐりが大切

足へ気・血・津液が正常にめぐっていることでしっかりと歩くことができます。
めぐる量が減少している、または滞りがあることで足に力が入らずうまく歩くことができなくなります。

歩行異常の4タイプ

歩行異常がみられる主な4タイプをご紹介します。

①肺熱(はいねつ)タイプ

肺には津液(水分)を全身にめぐらせる働きがあります。
カゼなど熱で肺が損傷すると津液のめぐりが悪くなり、足の滋養ができず歩行異常が起こるタイプ。

特徴
✅急に手足に力が入らなくなる
✅発熱がみられる
✅咳が出る
✅皮膚が乾燥する

②脾気虚(ひききょ)タイプ

胃腸が弱り食事量が減ることで足へのエネルギーが不足し、歩行異常が起こるタイプ。

特徴
✅手足に力が入らなくなる
✅徐々に悪化する
✅筋肉が萎縮する
✅倦怠感がある
✅皮膚が乾燥する

③湿熱(しつねつ)タイプ

痰湿(余分な水分)が身体に溜まることで足のめぐりが滞り歩行異常が起こるタイプ。
滞りによって熱も発生する。

特徴
✅手足に力が入らなくなる
✅足の麻痺が多い
✅むくみやすい
✅足に触れると熱く、冷やすと心地いい

④肝腎陰虚(かんじんいんきょ)タイプ

睡眠不足や慢性病などで肝血や腎精が減少することで、皮膚や筋肉が滋養できず歩行異常が起こるタイプ。

特徴
✅手足に力が入らなくなる
✅腰がだるくなる
✅めまいや耳鳴りが出やすい
✅生理不順になりやすい

おすすめのツボ4選

おすすめのツボを4つご紹介します。

①尺沢

ひじの内側、太い腱の外側にあるツボ。
肺の熱をとる。
肺熱タイプにおすすめ。

②太白

足の内側、親指の付け根、そのすぐ後ろの凹みにあるツボ。
脾を強める。
脾気虚タイプにおすすめ。

③陰陵泉

ひざの内側、すねの骨の内側を上へたどって指が止まるところにあるツボ。
湿を取り除く。
湿熱タイプにおすすめ。

④肝兪、腎兪

肝兪は第9胸椎の高さ、背骨から指2本分外側にあるツボ。
腎兪は第2腰椎の高さ、背骨から指2本分外側にあるツボ。
肝と腎を強める。
肝腎陰虚タイプにおすすめ。

東洋医学では歩行異常でも足だけの問題と考えず、臓腑の影響を考えます。
なぜだか足に力が入らない、病院で検査をしても異常がない。
そんあのときは足以外に原因があるかも知れません。
まずはお気軽にご相談ください。

⚠️こんなときは病院へ

・突然、片方の手や足に力が入らなくなった
・ろれつが回らない、顔の片側が下がる
・急にしびれが出る、意識がおかしい
そんな症状があるときは脳卒中などの緊急性の高い病気のサインである可能性があります。
このような症状があったときは病院への受診をおすすめしています。

りゅうしん堂 大西

参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年

疑問やご質問がありましたらお気軽にご連絡ください😊
公式LINEで質問受付中!

友だち追加

▼アクセス▼

山王はりきゅうマッサージ処 りゅうしん堂
〒143-0023
東京都 大田区 山王3-18-4 シティライフ山王103
月〜日 10:00〜20:00(不定休)
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分

ホームページランキング参加中
前のページ
鍼灸でみる【発熱】②
一覧へ
次のページ
記事はありません
記事一覧を見る