こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王の鍼灸マッサージ院りゅうしん堂の大西です。
「最近、物忘れが増えた」
「何をやるにも意欲がなくなってきた」
ご自身やご家族にそんな変化はありませんか?
今回は東洋医学では認知症をどう考えるのかご紹介しています。
東洋医学では脳(髄海)のエネルギーが不足する、または滞りが起こることで認知症になると考えられています。
そして、その脳を支えている臓腑が腎と心になります。
腎(じん):生命エネルギーである精の貯蔵庫。脳を作る源でもあります。精は加齢とともに減少すると言われています。
心(しん):精神や意識を司る司令塔。心がしっかりしていれば思考はクリアに保たれます。
源と司令塔のどちらか、または両方がうまく機能しないことで認知症が起こってきます。
認知症でよくみられる4タイプをご紹介します。
血と精は相互に変化し,どちらが不足するともう一方も不足しやすい。
精血が不足することで起こる脳のエネルギー不足タイプ。
老化などが原因に。
特徴
✅表情が乏しい
✅記憶力が低下する
✅耳鳴りがある
✅足腰がだるい
脾の機能低下で食事から気血がうまく作られず、精も減少することで起こる胃腸弱りタイプ。
慢性病や食生活の乱れが原因に。
特徴
✅意識や思考があやふや
✅言葉数が少なくなる
✅食欲低下
✅手足が冷える
脾の機能失調で水分代謝が低下、痰湿が発生することで心の精神や意識を司る機能が滞り起こる詰まりタイプ。
味の濃いもの、お酒の飲み過ぎなどが原因に。
特徴
✅反応が鈍くなる
✅独り言が多い
✅ぼーっとしてることが多い
✅頭が重く感じる
肝の機能失調で血のめぐりが悪化、脳へのエネルギーの供給や心の機能を失調させることで起こるめぐり停滞タイプ。
抑うつやショックな出来事などが原因に。
特徴
✅物忘れがひどい
✅驚きやすくなる
✅奇妙な振る舞いが増える
✅皮ふがくすむ
日常でできるセルフケアを3つご紹介します。
手先には経絡の末端があり、刺激が脳へ直接伝わると考えられています。
指の体操や折り紙、編み物などで指を使ってあげるのもおすすめです。
東洋医学では黒い食材は腎を補うとされます。
黒ごま・黒豆・海苔・わかめ・ひじきなどを食事に取り入れてみましょう。
ウォーキングは気血をめぐらせ、痰湿を取り除きます。
腎の陽気を補うのにも最適です。
無理がない範囲から少しずつ歩いてみましょう。
おすすめのツボを4つご紹介します。
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあるツボ。
腎精を補うツボと言われています。
頭のてっぺんにあるツボ。
全身の陽気を高め、意識や思考を明晰にします。
外くるぶしから指4本分上、骨の際にあるツボ。
髄(脳・脊髄・骨髄)が集まるとされています。
後頭部の髪の生え際、首の太い筋肉の外側のくぼみにあるツボ。
頭や脳への血流を直接改善させます。
鍼灸など東洋医学による施術は進行を緩やかにする補助的なものであり、認知症を完全に治すものではありません。
病院での診断や治療と合わせて、うまく付き合っていくことが大切になります。
りゅうしん堂 大西
参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年
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