五行学説とは?

2026年03月23日 17:00
カテゴリ: 東洋医学
五行学説とは?

こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王の鍼灸マッサージ院りゅうしん堂の大西です。

前回のブログでは陰陽学説についてご紹介しました。
今回は東洋医学のもう一つの重要な考え方である五行学説について解説していきます。

五行とは?

五行とは木・火・土・金・水の5つの要素のことをいいます。
古代中国の人々は自然界のあらゆる現象や人間の身体をこの五行に当てはめて考えました。

五行それぞれには次のような特質があります。
その性質に従って自然界のあらゆるものが五行に分類できます。

・木→曲直(きょくちょく)
草木が障害物を避けながら日に向かって伸びていく性質。

・火→炎上(えんじょう)
炎が上に向かって燃え広がる性質。

・土→稼穡(かしょく)
土が作物を育てる性質。

・金→従革(じゅかく)
金属が加工され形を変える性質。

・水→潤下(じゅんか)
水が上から下へ流れ潤す性質。

五行図

五行と身体の関係

五行は身体の臓腑や働きにも対応しており、それぞれの特徴によって分類されます。

・木→肝(かん)
気や血の流れの調節し、筋や感情の柔軟性に関わる。
草木が成長する様子に似ている。

・火→心(しん)
血を送り出し全身を温める。
炎で熱が生まれる様子に似ている。

・土→脾(ひ)
食べ物を消化・吸収しエネルギーを作る。
土が農作物を育てる様子に似ている。

・金→肺(はい)
呼吸で気を取り込み、脾からのエネルギーと合わせて全身に行き渡らせる。
土から取れるものを金に変える様子に似ている。

・水→腎(じん)
生命の源であり(精を蔵する)、水液をコントロールする。
潤す水の様子に似ている。

身体の五行

五行学説では自然界も人の身体も五つの要素でバランスを保っています。

五行の関係性(相生・相克)

五行はただの分類だけでなく、お互いが影響し合いながらバランスを保っています。
その関係性が図にも表されています。

◇相生(そうせい)=助け合う関係

次のように循環する形で、五行それぞれが他の五行を助ける関係になっています。
・木が燃えて火を生む
・火が燃え尽きて土(灰)を作る
・土から金(金属)を生む
・金属の表面に水滴がつくように金は水を生む
・水が木を育て成長させる

◇相克(そうこく)=抑え合う関係

相克はそれぞれの力が強くなり過ぎないように抑制する関係になっています。
・木は土に根をはり栄養を吸い取る
・土は水をせき止める
・水は火を消す
・火は金属を溶かす
・金属の斧で木を切る

相生、相克の図

助ける、抑える関係で五行のバランスを保っています。

五行でみる身体の不調

季節や体質の偏りで五行のバランスが崩れると、それぞれの五行に対応した臓腑や部位に不調が出やすくなります。

・木:ストレスや怒りで肩(筋)がこる

・火:夏の暑さに当てられて動悸(心)が出る

・土:梅雨(長夏)で湿気が溜まり、胃(脾)もたれする

・金:秋で皮膚(皮)が乾燥しやすい

・水:恐怖で漏らしてしまう(膀胱)

もしかしたら、あなたの不調も五行のバランスが崩れているせいかもしれません。
東洋医学は鍼灸施術などによってこの崩れたバランスを整えていきます。

まとめ

五行学説は自然や身体について木・火・土・金・水に分けて考える思想です。
それぞれが独立しているわけではなく、お互いに助け合ったり、抑え合いながらバランスをとっています。

五行学説を知ることで
「冬だから腎に影響が出やすいかも」
「ストレス(肝)でお腹が痛くなるかも(脾)」
など自分の身体に照らし合わせて考えるきっかけになればと思います。

りゅうしん堂では一人ひとりの体質に合わせて施術を行っています。
ご自身の五行のバランスが崩れているのか気になる方はお気軽にご連絡ください。

りゅうしん堂 大西

参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学概論』医道の日本社、2015年

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