こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王にある鍼灸院、りゅうしん堂の大西です。
私たちは普段「疲れた〜」とよく口にします(いいますよね?笑)
でもそれが疲労なのか、それとも疲労感なのかはあまり考えたことがないと思います。
今回はこの疲労と疲労感の違いについてご紹介したいと思います。
疲労とは身体や脳に負荷がかかって機能が低下している状態のことをいいます。
(筋肉を長時間使って筋力が落ちている、脳を酷使して集中力が低下しているなど)
一方で疲労感とは一言で言うと休みたいという気持ちや感覚のことをいいます。
つまり疲労と疲労感とは別物になります。
そのため、疲労があっても疲労感を感じていなかったり、逆に疲労してないのに疲労感を感じることがあります。
たとえば、強いストレスがかかっている時はアドレナリンが分泌され、疲労していても疲労感を感じにくくなります。
(逃げたり戦ったりしている時に疲労感を感じていたら生き残れないですもんね)
ただし、ストレスが長引いたり、ストレスから解放されるとアドレナリンの分泌が減って急に疲労感を感じどっと疲れが出ます。
またエナジードリンクなど疲れに効くとされているものは、疲労そのものでなく疲労感を抑えているだけのものが多くあります。
飲むとなんとなく元気になった気がしますが、疲労は変わらず残っているので注意が必要です。
では、実際に疲労に効くものにな何があるのでしょうか?
疲労を回復させると言われている栄養成分を5つ紹介します。
①ビタミンB1
豚肉やレバー、ナッツなどに含まれる。
※飲酒はビタミンB1を阻害し疲れやすくなるので注意。
②ガンマオリザノール
米ぬかなどに含まれる。
③ケルセチン
玉ねぎやリンゴなどに含まれる。
④アンセリン
鳥の胸肉やカツオなどに含まれる。
⑤βアラニン
アンセリンの分解や哺乳類の筋肉に含まれる。
なぜ疲労に効くものよりも疲労感に効くものの方がよく売られているのでしょうか?
それは疲労に効くものは疲労感の変化はないので効いている感じがせずあまり売れないからです😅
疲労を回復させようと思ったら自分で意識して上記の栄養成分を摂ることが大切ですね。
疲労を早く回復させたい時、普通に考えるとゆっくり休むのが一番と思いがちですが、実は軽い運動をした方が疲労回復スピードが早くなることがわかっています。
ウォーキングやストレッチなど疲れた時はちょっと運動をしてから休みましょう。
普段の生活で出る疲れは生理的疲労といいます。
一方で慢性疲労症候群やうつ病など病気の時に出る強い疲労感があったり、休んでも回復しない疲労は病的疲労と呼ばれています。
病的疲労は生理的疲労とは違い脳内炎症が起きており、休むだけでは回復しません。
いつもの疲労と何か違うなと感じたら早めに医療機関を受診することをおすすめします。
いかがでしたか?
疲労回復にも疲労感軽減にも鍼灸治療はおすすめです!
お気軽にご相談ください😊
りゅうしん堂 大西
参考:近藤 一博著『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』講談社
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