こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王の鍼灸マッサージ院りゅうしん堂の大西です。
生理前はイライラしてくるのでもうすぐ生理がくるのがわかるという人もいると思います。
生理中も痛みなどでつらいのになる前から症状があるのは嫌ですよね。
今回はそんな月経前症候群(PMS)について東洋医学の視点からご紹介します。
月経前症候群(PMS)とは月経前3〜10日間(黄体後期)に現れる心や身体の様々な不調のことで月経とともに減退または消失するものをいいます。
また精神症状が主に強い場合は月経前不快気分障害(PMMD)とも呼ばれます。
東洋医学では月経前症候群(PMS)が起こる病態は以下のようなものが考えられます。
①肝鬱気滞(かんうつきたい)
②痰熱(たんねつ)
ストレスや過労などで気が滞ることにより、肝の疏泄機能がうまく働かなくなることで起こります。
✅胸の張り
✅食欲不振
✅下痢
✅抑うつまたはイライラ など
※ストレスが感情や消化器に影響している状態。
滞った気が熱化しそれが津液(身体の水分)に影響する、または脂っこいものや辛い物の食べ過ぎなどで痰湿と熱が発生することで起こります。
✅不眠
✅頭痛
✅不安またはイライラ など
※熱の影響で上部(頭など)の症状や睡眠などに影響が出ている状態。
月経前症候群(PMS)に使う基本のツボと病態別のツボを紹介します。
月経は血の状態によって左右されるため、肝・脾・腎に影響し血に関わるツボの三陰交を使います。
肝の疏泄機能を高めるツボを使います。
→太衝、内関 など。
身体の痰湿と熱を取り除くツボを使います。
→豊隆、曲池 など。
月経前症候群(PMS)のセルフケアを3つ紹介します。
肝鬱気滞はストレスなど過度な精神刺激で悪化します。
適度な休憩、十分な睡眠をとる、運動や趣味でリフレッシュすることもおすすめです。
食事量が少なすぎると気血が不足してしまい気の流れが滞ります。
また脂っこいこのや辛い物の偏食などがあると痰熱が発生しやすくなります。
量やバランスに気をつけましょう。
仕事の頑張りすぎなどで心身ともに疲れてしまっていることでも気が減少し流れが悪くなることがあります。
いつもよりも月経前症候群(PMS)が強い場合は頑張りすぎの可能性もあるので気をつけましょう。
いかがだったでしょうか?
月経前症候群(PMS)がつらいと生理そのものも重くなりがちです。
不調を感じたら我慢せず、鍼灸治療で一緒に整えていきましょう。
りゅうしん堂 大西
参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年
疑問やご質問がありましたらお気軽にご連絡ください😊
公式LINEで質問受付中!
山王はりきゅうマッサージ処 りゅうしん堂
〒143-0023
東京都 大田区 山王3-18-4 シティライフ山王103
月〜日 10:00〜20:00(不定休)
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分