更年期障害のホットフラッシュまたは熱中症などで頭や顔などに暑さを感じることはありませんか?
こんにちは、りゅうしん堂の大西です。
今回はそんなのぼせ症状について東洋医学ではどう考えるのかご紹介します。
異常な熱感が頭や顔など上半身に感じる状態。
東洋医学では身体を潤す力が減少している、または陰虚や身体の中の熱が増加していると起こると言われています。
のぼせが起こる病態は主に以下の2つがあります。
①陰虚
②心火亢盛
血や津液などの陰液(身体を潤す力)が不足し相対的に熱が強くなり発症します。
⬜︎飲食の乱れ
⬜︎睡眠不足
⬜︎加齢 など
⬜︎頭や手足のほてり
⬜︎寝汗
⬜︎乾燥
⬜︎熱感は強くなく部分的 など
※更年期障害で起こるホットフラッシュで困っている方は陰虚かも?
心は身体の陽気(身体を温める力)の中心であり、心の陽気が亢進することで発症します。
⬜︎日差しの下に長くいる
⬜︎過度のストレス
⬜︎辛いものの偏食 など
⬜︎強いのぼせ
⬜︎顔の赤み
⬜︎不眠 など
※熱中症もこちら、その時は身体を冷やして水分をしっかり摂りましょう。
のぼせ全般に使うツボ(基本穴)と病態別のツボを紹介します。
上半身に熱が集まり、のぼせが起こっているため足のツボを使い頭の熱を下げるのが基本になります。
→ 足三里など。
上記のツボにそれぞれの病態に関連するツボを合わせていきます。
陰液を補う。
→太渓や三陰交など。
心経のツボを使い心の熱をとる。
→ 神門や少衝など。
のぼせのセルフケアを3つ紹介します。
陰虚の場合は陰液が不足しているためこまめな水分摂取が大切です。
暑い環境にいる時はさらに気をつけましょう。
辛いものや油の多い物をさけ野菜など身体を潤すのもを増やしましょう。
運動することで身体のめぐりが良くなり上半身に集まった熱を下げることができます。
いかがだったでしょうか?
陰虚か心火亢盛で原因や施術方法が変わってきます。
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りゅうしん堂 大西
参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年
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