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京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王で鍼灸マッサージを行なっております。
山王はりきゅうマッサージ処りゅうしん堂の大西です。
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明け方、お腹が痛くて目が覚める、トイレに駆け込むと下痢…
そんな症状が出たことはありませんか?
それは東洋医学でいう【五更泄瀉】かも知れません。
【五更泄瀉】は“ごこうせっしゃ“と読みます。
【五更】とは昔の時間の区分で今の午前3時から5時くらいのこと、【泄瀉】とは下痢のことを指します。
つまり明け方の3時から5時くらいに起こる下痢の症状のことを【五更泄瀉】といいます。
腹痛で目が覚め、お通じが出ると腹痛が治る特徴がありります。
東洋医学では脾陽虚(ひようきょ)や腎陽虚(じんようきょ)、または2つが合わさった脾腎陽虚(ひじんようきょ)で起こると言われています。
陽虚とは身体を温める力が低下している状態、脾は消化器に関連する臓腑、腎は身体のエネルギーの源であり老化などに関係します。
そして明け方は1日の中で身体の中の陽気が弱まりやすい時間帯と言われています。
つまり胃腸などが冷えやすい人や高齢者などで身体全体が冷えやすい人が明け方の腹痛や下痢が起こりやすくなります。
いかがでしょうか?
五更泄瀉が出た時は冷たいものを飲み過ぎていないか?など身体が冷えていないか意識してみましょう。
りゅうしん堂 大西
参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年
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