こんにちは。
京浜東北線「大森駅」から徒歩10分、大田区山王で鍼灸マッサージを行なっております。
山王はりきゅうマッサージ処りゅうしん堂の大西です。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
手足の先が冷えるいう人は多いのではないでしょうか?
一言で冷え症と言ってもいろいろなタイプがあります。
今回は冷え症にはどんなタイプがあるのか、東洋医学ではどう施術するのかをみていきたいと思います!
身体のどこが冷えやすいのかで4つのタイプに分けることができます。
腰から足先の下半身が冷えるタイプ。
更年期女性に多く、高齢者、壮年期の男性にもみられます。
※冷え症の中で一番多くみられるタイプ、上半身ののぼせが加わり冷えのぼせ状態になっている人も。
手や足先が冷えるタイプ。
やせ型で特にダイエット志向が強い10〜20代の女性に多くみられます。
※温めてもすぐに末端が冷えてしまう。
手足は温かいが胃腸などの内臓が冷えているタイプ。
食欲旺盛な中高年やアレルギー体質の人、お腹の手術をしている人に多くみられます。
※腸にガスが溜まりお腹の張り(腹部膨満感)を感じることも。
全身が冷えるタイプ。
低体温傾向の若年男性や高齢者に多くみられます。
※代謝が下がって身体の動きが悪くなることも。
東洋医学では人体を温める・動かす力(陽)と冷やす・静かにする力(陰)がバランスをとって生理機能を維持していると考えられたいます。
そのバランスが崩れることで冷え症状が起こります。
運動不足、ダイエットなどで温める・動かす力(陽)が低下し相対的に冷やす・静かにする力(陰)の機能が旺盛になり冷えが起こるタイプ。
特に手足やお腹が冷えやすくなります。
※冷えの程度はそれほど強くない。
寒い環境いる、冷える食べものの偏食などで冷やす・静かにする力(陰)が旺盛になり冷えが起こるタイプ。
特に下半身が冷えやすくなります。
※冷えが強く痛みになることも。
冷え症でよく使うツボを4つ紹介します。
足の内くるぶしから指4本分上、脛骨の後ろに取ります。
手の親指と人差し指の間に取ります。
おへそから指2本分ほど下に取ります。
腰の中央、第二腰椎の下あたりに取ります。
セルフケアでも使えるのでお試しください😊
特にお灸がおすすめです!
指で行う場合には親指などを使い心地よい程度の強さで押します。
1回につき3〜5秒ほど押し、2〜3秒休んでから繰り返すのがいいでしょう。
お風呂上がりやリラックスした状態で行いましょう。
ツボ刺激以外のセルフケアも3つご紹介します。
温める・動かす力(陽)が低下して冷え症が起きている場合は、運動を行うことで気がめぐり温める・動かす力(陽)が増加します。
冷やす・静かにする力(陰)が旺盛になり冷え症が起きている場合は、冷たい飲み物、食べ物を摂り過ぎていないか確認しましょう。
下半身冷えタイプの場合は上半身がのぼせて熱くなっていることあるので下半身はしっかり厚着しますが上半身まで厚着し過ぎないように気をつけましょう。
また手足末端冷えタイプの場合は手足末端だけ温めるのではなく胸やお腹など体幹部分も冷えないようにすることで手足への血流が良くなり末端も冷えづらくなります。
いかがだったでしょうか?
冷え症と言っても冷え方にはタイプがあります、そのため処方法も変わってきます。
セルフケアだけで改善しない場合はせひ鍼灸施術をお試しください😊
りゅうしん堂 大西
参考:教科書検討小委員会著『新版 東洋医学臨床論』南江堂、2022年
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